米Appleは9月1日(現地時間)、米サンフランシスコで開催したプレス向けのイベントで新しいiPodのラインアップを発表。より小型化し、タッチパネルを新採用したiPod nanoや、高解像度のRetinaディスプレイを搭載したiPod touch、そして本体ボタンが復活したiPod shuffleを披露した。音楽管理ソフトのiTunesもバージョン10へとアップグレードされ、音楽SNSのPingなどの新機能が追加された。
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今回のスペシャルイベントではじめに発表されたのは、iOS 4.1。iPhone向けOSの新バージョンで、新たにHDR写真の撮影やGame Center、HDビデオのアップロードなどがサポートされる。HDR写真は、複数の写真を合成して明暗のブランド コピー差が大きい場面を1枚の画像に記録する技術。これまでもサードパーティー製のアプリを用いて撮影可能だったが、純正のカメラ機能に統合された。Game Centerは、ネット対戦のマッチメイクをしたり、ランキングを出してくれる、ゲーム向けの機能。以前から紹介されていたが、ようやく実装される。ほかにもiOS 4.1では、iPhone 3Gで動作が遅くなる問題も解決されるよう。今週中に登場予定。
さらにその次のiOS 4.2もちょっとだけプレビュー。4.2ではiPadに対応するほか、WiFi経由の印刷、WiFi経由でデバイス内の音楽や動画、写真をストリーミング配信できるAirTunesなどを搭載。こちらは11月のリリースとなる。
そしていよいよiPodファミリーの発表。最初に登場したのはiPod shuffle。第4世代となったiPod shuffleは、本体のボタンが復活。本体だけでは何もできない第3世代のデザインはさすがに行き過ぎだったようで、背面クリップを搭載した第2世代に近いデザインに回帰した。容量は2GBのみ、日本での価格は4800円。
次に紹介されたのはiPod nano。なんとクリックホイールをなくし、マルチタッチ対応の1.5型ディスプレイを採用。これにより本体は従来モデルと比べて46%も小型化し、背面にクリップを搭載する、iPod shuffleにも似たデザインになった。FMラジオ、Nike+への対応、歩数計内蔵といった機能は健在。ビデオ撮影機能はなくなった。加速度計を内蔵して画面は自動で縦横回転。ホーム画面に並んだアイコンをタップして機能を呼び出す操作方法はミニiPod touchといった感じ。本体にスリープ / スリープ解除ボタンと音量調整ボタンがあるのもiPod touchと同様。そのうちアプリ開発も可能になるのだろうか。8GBモデルが1万3800円、16GBモデルが1万6800円。
そして新型iPod touch。高解像度のRetinaディスプレイに高速なA4チップを搭載、3軸ジャイロセンサー、前面 / 背面に一基ずつのカメラと、iPhone 4の機能を受け継いだ渾身の内容。iPod touchシリーズとしてははじめてカメラを搭載し、背面カメラではHD動画も撮影可能。フロントカメラはWiFiを使ったテレビ電話「FaceTime」にも対応する。8GB(2万900円)、32GB(2万7800円)、64GB(3万6800円)の3モデルが用意される。円高のおかげもあり、このスペックにしてはかなりがんばった価格ではないだろうか。iPodはいずれも本日予約開始、来週出荷開始となる。
発表会では触れられなかったが、iPod classicは現在もオンラインのApple Storeで販売継続中。容量は変わらず160GB、価格はこれまでの2万4800円から値下げして2万2800円となった。米国での価格は変わっていないから、これも円高のおかげ。個人的には、iPodを象徴だったクリックホイールの最後の砦が消えなかったことにほっとしている。
iPodシリーズの一新とともに、iTunesもバージョンアップ。CDに音符が組み合わされたおなじみのアイコンが、いまさらCDでもないとうことで、丸の中に音符が描かれたシンプルなものに変更。機能面ではPingと呼ばれる音楽SNS機能が大きな目玉。友人をフォローすることができ、友達が何を聴いているかが分かる。Geniusに続き、音楽との新たな出会いの場を設ける意欲的な試みだ。
ここでイベントは終わりと思いきや、やっぱりあった「One more thing」。登場したのはストリーミング専用の新しいApple TV。米iTunes Storeで展開されている映画のレンタルなどに対応。YouTubeの動画やFlickrの写真、パソコン上のコンテンツも再生可能なのは従来通り。価格は99ドル。最初に発売されるのはアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア。その後、年内に他の国にも展開するとのこと。今のところ、日本のApple Storeではまだ従来型のApple TVが販売されている。
ミュージックイベントでおなじみのライブには、ColdplayのChris Martinが登場。ピアノの弾き語りで「Yellow」やアップルのCMでおなじみの「Viva la Vida」を熱唱。「この曲はレコード会社からヒットしないルイヴィトン 財布 コピーと言われていたが、アップルのおかげで最も成功した曲となった。アップルのマーケティングなら何でも売れる」とジョークを飛ばしながらのステージとなった。最後に新曲の「Wedding Bell」を披露。この素晴らしいライブの様子も含め、今回のイベントは米アップルのサイトで配信されているので、ぜひチェックして欲しい。
→スペシャルイベントの動画はこちら
(文/出雲井亨)
※この記事はiPod情報局に2010年9月2日に掲載された記事を再編集したものです
